愛知の田舎からこんにちは!

愛知の田舎者が雑記、日々の出来事、書籍について書いています。

懐かしい洋画 Stand by Me スタンド・バイ・ミー

 

 

GWに出勤して、休日調整のため休暇を貰い家でゴロゴロ過ごした。

仕事の事は考えず、ブログを書いたり読書をして過ごしたが、それでも時間があったため、久しぶりに映画でも観ようかと、家にあるDVDを物色していた。

 

その中にあったのがスタンド・バイ・ミー

もう20年くらい観てなくて、どんな話だっけな?と思いながら再生ボタンを押した。

 

 

 

あらすじ

 

作家のゴードン・ラチャンスはある日、弁護士のクリストファー・チェンパーズが刺殺されるという新聞記事に目をとめ、少年だった頃をふと思い起こす。

 

話は彼が12歳だった頃にさかのぼる。

ゴードンはオレゴン州キャッスルロックの田舎町で育つ。

お世辞にも治安が良い場所では無く、何かしらの粗悪な家庭環境を持つ貧しい人たちが住む田舎に暮らすゴードン、クリス、テディ、バーンの4人は、性格も個性も異なっていたがウマが合い、いつも一緒に遊んでいた。木の上に組み立てた秘密小屋の中に集まっては、タバコを喫ったり、トランプをして過ごしていた。

 

ある日、バーンは不良グループである兄たちの会話を盗み聞きをする。

3日前から行方不明になっているブラワーという少年が、30キロ先の森の奥で列車に跳ねられ死体のまま野ざらしになっていることを知る。

バーンがゴードンたちに話すと、「死体を見つければ有名になる。英雄になれる。」と言う動機から、4人は死体探しの旅に出かける。

 

ブラワーは列車にはねられたことから、線路に沿って歩きながら冒険をする。

道中、喧嘩をしたり、鉄橋で危うく列車に轢かれそうになったり、沼ではヒルにかまれながらも助け合う。

 

夜は森で交代で見張りをしながら野宿をする。見張りの間にゴードンとクリスが2人きりになる。

物語を書く才能があるゴードンは、年の離れた自慢の兄デニーを事故で亡くし、両親はデニーを事故で亡くした悲しみで活気を失っており、ゴードンにも関心を示されないことが傷になり、将来ものを書く希望も持てない事をクリスに打ち明ける。

クリスから物書きの才能を守るから諦めない事を言われる。

 

一方でクリスは家庭環境の悪さから将来に希望が持てないことや、ミルク代が盗まれた時の話をはじめる。

それはミルク代が無くなった時、クリスに聞きもせずにいきなり停学処分になったという話だったが、本当にミルク代はクリスが盗んでいた。

しかしクリスは先生にミルク代を返していたのだ、そのミルク代で先生は新しいスカートを買い何食わぬ顔で学校に履いてきたのだった。

もちろんミルク代は見つかっていないという事で、クリスは停学処分を受けた。先生がまさかそんな事をするとは思わなかったクリスは、自分が教師の私利私欲に利用されたということを打ち明ける。ゴードンはクリスが頭が良い事を認めて進学することを勧め、励ますのだった。

 

翌日、ゴードン達4人はついに死体を発見する。本物の死体を見て4人は何とも言えない感情に襲われる。

クリスの提案で死体を運ぶタンカーを作る為に、長い棒を探す事にした。しかし死体から離れないゴードンを心配しクリスが声を掛けると、「何故、人は死ぬんだ」と呟いた。ゴードンの横に座ると「何故フラワーは死んだんだ、何故兄さんは死んだんだ」と言うと「僕が死ねば良かった」とずっと思い悩んできた胸の内を吐き出す。

「やめろよゴードン」と言うクリスの言葉を払い飛ばす様に「僕はクズさ、両親は僕を嫌って憎んでいる、父さんは僕を憎んでいる、僕は家の中で憎まれているん」と泣きながら訴えた。

鳴き続けるゴードンに「家族はお前を理解してないだけ、お前はいつかきっと偉い作家になるよ、書くテーマが無い時は俺達の事を書けば良い」と励ましてくれる。気持ちが少し楽になったゴードンは「分かった、いつかきっと書くよ」とクリスに約束する。

 

そこにエースたち不良グループが現れ、死体を渡せとせまる。バーンとテディは逃げ出すが、クリスは毅然とした態度ではねつける。

エースが怒り、ナイフでクリスを襲おうとした瞬間、ゴードンは強い決意で銃を発砲し、エースに銃口を突きつけ、エースたち不良グループは退散させる。

 

死体は匿名で警察に連絡をし、4人はいつものように町外れで別れた。

2日しか経っていないのに大冒険のせいで、ゴードンには住み慣れた町が何故か小さく見知らぬものに見えた。別れ際に、「またな」と言うバーン、「中学でな」と言うテディは共に逆の方向へと去って行った。残った二人は別れを惜しむ様に話をした。クリスが「いつかこの町を出られると思うか?」という問いに、ゴードンは「君ならなんだってやれるよ」と言うと、「そうさ、決まってる」といつもの様に強がると、握手をしようとゴードンに言った。2人は握手を交わしゴーディが「さようなら」とお別れの挨拶をすると、「またな、と言えよ」とクリスが言った。

 

中学になり、テディとバーンに会う機会は次第に減っていき、クリスが言ったよう時と共に友達も変わり、たまに学校に入口ですれ違うだけとなった。

バーンは高校を出た後結婚し5人の父となり製材所で働き、テディは悪い目と耳のせいで憧れの軍隊に入る事が出来ず刑務所暮らしの後、臨時雇いの仕事をしながらキャッスルロックで暮らしている。

クリスはその後ゴードンと同じ進学コースに進み、希望通り町を出て大学に入り弁護士にまでなった。

ファーストフード店で客達が言い合いを始め、1人の男性客がナイフを抜いたのを見て止めに入り、運悪く喉に刺さりほとんど即死だった。正義感の強いクリスらしい最後だった。

 

ゴードンは作家となり、結婚して2人の子供にも恵まれ、大きな一軒家に住めるほど成功する。

そして今、あの時クリスと交わした約束のあの日の冒険の小説を書き終えようとしていた。最後のページには「私はあの12歳の時に持った友人に勝る友人を、その後二度と持った事はない、無二の親友と言うのは誰でもそうなのではないだろうか?」と締め括り作品を書き終えた。

 

 

この作品は、誰もが通るであろう少年時代をテーマにしており、とても懐かしい気持ちになる映画である。

主役であるゴードンや友人のクリス達は何かしらの傷を心に負っており、それを互いに支え合いながら、どこかにあるという死体を探しに行く中で少年たちが少しづつ成長していく姿を垣間見ることができると思う。

 

すごい昔の映画だけど、今観ても飽きない良き映画だなっていうことを改めて感じさせてくれた。

観たことない人も、観たことある人ももう1回観てほしい作品です!

 

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