池井戸潤の作品はなぜ面白いのか?考えてみた!
タイトルにもある通り、なぜ池井戸潤さんの作品は面白いのか?というのを考えてみました。
知らない方もいると思うので池井戸潤さんについて紹介したいと思います。
池井戸潤さんとは小説家です。代表作は『オレたちバブル入行組』『オレたち花のバブル組』などの半沢直樹シリーズや花咲舞が黙ってない、下町ロケットが挙げられ、多くの作品が実写化されています。
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そんな池井戸潤さんの作品がなぜ面白いのか、自分なりに考えた結果
「理不尽なことがあっても、最後はどんでん返しの逆転が痛快さを感じることができる」ところではないではないでしょうか?
半沢シリーズや下町ロケットなどの、池井戸さんの作品は行政対民間企業、大企業対中小企業、上司対部下、銀行対取引先と言った、どう抗っても勝ち目のない関係性をモチーフにしている作品が実に多いです。
その組織で絶対的な主従関係の中にはびこる、無慈悲で理不尽な関係を事細かに描写しているのが池井戸作品の特徴で、
社会で生きていく上で日々晒されるストレス、自分一人ではどうにもならない強大な権力、時に「少しやりすぎじゃない?」と思わせるくらいの徹底した部下への蔑みなどの
「リアル」な社会を取り上げている。
理不尽な事実を突きつけられても主人公は諦めず、なんとかするために縦横無尽する姿を見て周りは鼓舞され、どんでん返しの逆転劇が起こるのが、多くの人にウケた要因なのではないでしょうか。
話の構想で考えると、前半で主人公に理不尽な状況を負いにおわせ、話の後半で形勢逆転させるという作品が多くみられます。
基本的に池井戸さんの作品はハッピーエンドなので読み終わった後は悲しい気持ちにはならない所が良いと思います。
最終的には理不尽に打ち勝つことで、それまでに溜まりにたまったストレスをスカッとさせてくれ、爽快感を得ることができると思います。
上司や他社の悪事などはリアルにありそうなことなのですが、それを負かそうとする人は現実社会にはいないと思います。(部下が上司に口答え、取引先の大企業に歯向かうなど)池井戸さんの作品は常的に起こる理不尽なストレスを発散させてくれるから面白いのだと僕は考えます。
池井戸さんの作品は痛快、爽快感を得ることができると思うので、時間があるときに手に取ってみてはいかがでしょうか?
6月15日は空飛ぶタイヤの実写映画が公開されるので楽しみですね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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