愛知の田舎からこんにちは!

愛知の田舎者が雑記、日々の出来事、書籍について書いています。

久しぶりにバカリズム脚本の素敵な選TAXIをまとめて観た

 

久しぶりにバカリズムさん脚本のドラマ、素敵な選TAXIをまとめて観ました。

 

この素敵な選TAXIとは、2014年の10月から12月までフジテレビ系列で放送されていたものです。

主演は竹野内豊さんで脚本は芸人のバカリズムさんが書かれており、出演者として出演もされています。

 

・物語のあらすじ

乗客自らが望む過去まで連れていくことができる「選TAXI(せんタクシー)」の運転手の枝分竹野内豊)と様々な人生の選択の失敗に苦しむ乗客(毎回のゲスト)がやり直したい過去にさかのぼり、その選択をやり直して様々な結果を体験し、乗客本人が生きることの大切さ、忘れていたものを思い出させる。またその中で、枝分の行きつけのカフェが登場し、常連客とともにユーモアのあふれる会話も展開されています。

 

ちなみにわかると思われますが、タイトルの選TAXIは選択肢TAXIがかけれています。

 

・タイムスリップの際の注意点

乗客は到着後やり直したい場所に戻り、その場所に置かれている白黒の等身大パネルを片付けて選択を再開する。このとき全ての空間がストップした状態であり、枝分以外の人物に話しかけたりすることは出来ない。

料金は10分まで3000円、以後は1分毎に330円加算され、例えば10年戻るなら17億円ほどが必要になる。なお、乗客に支払い能力さえあれば何年でも戻ることは可能だが、枝分曰く「それまでの人生の選択も全てリセットされるため、現状より悲惨な人生を歩むリスクがあるのでお勧めできない」とのこと。

他のタイムスリップ作品と異なる特徴として、時空転送時における特殊効果やコンソール以外の装置描写は一切存在せず、普通に道路を走行するだけで過去に戻る。枝分によると時空転送装置型のタクシーは幾度にもわたる改良を重ねた結果、普通に走るだけでタイムスリップできるようになった。それでも疑う乗客のために、効果音を発する外付けのスピーカーやサングラス、マスクといった小道具も用意されている。

過去に戻って選択肢を選びなおすことが出来るのはあくまで乗客だけで、運転手が別の行動をとることは出来ない。

 

・最後に

あの時に失敗した過ちを、戻ってもう一度やり直したいという、誰もが一度は思ったことがあるようなことをベースにしているお話になっています。

出てくる登場人物の様々な選択ミスがあり、その選択ミスをやり直す様子が見られ、話の結末が予想外な展開になるのもこのドラマの醍醐味だと思います。

このドラマは1話完結するので話の繋がりがなく、1話1話を深く考えず楽しめると思います。 

最終回では枝分さんが、なぜ選TAXIの運転手をされているのかが明かされている話になっています。それだけでも見ごたえがあります。

 

ちなみにこの作品の脚本を務めたバカリズムさんは、芸人でありながら映画監督、作詞家、脚本家とマルチな活動をされており、この作品では「市川森一脚本賞」奨励賞を受賞しました。

 

最近の活躍では、バカリズムさんは脚本・主演を務めたドラマ「架空OL日記」が2017年6月度月間のギャラクシー賞を受賞したそうです。脚本家としてこのドラマで大36回向田邦子賞を受賞し、さらに第55回(2017年度)ギャラクシー賞のテレビ部門特別賞を受賞したそうです。

時間があるときにこの架空OL日記を見てみたいと思います。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

小説素敵な選TAXI (ポプラ文庫) [ バカリズム ]

価格:842円
(2018/6/23 11:31時点)
感想(5件)