愛知の田舎からこんにちは!

愛知の田舎者が雑記、日々の出来事、書籍について書いています。

るろうに剣心 明治剣客浪漫譚・北海道編1巻を読んでみた。

 

久しぶりの投稿となりました。

 

 

今日は最近読んだ「るろうに剣心 明治剣客浪漫譚・北海道編」の感想を少し書こうと思います。

 

 

ネタバレになってしまうので、ネタバレが嫌な人は見ないことをおすすめします。

 

 

この北海道編は、前作の「るろうに剣心 明治剣客浪漫譚」から約半年後の話になります。

 

 

釈放をされ出所をした長谷川悪太郎(あしたろう)と一緒に出所した井上阿爛は、志々雄一派の残党の久保田旭という女に”お宝”を差し出すように言われる。

 

 

そのお宝は、以前京都を大火にした志々雄誠が使っていた刀の無限刃だった。

 

 

悪太郎は以前、志々雄一派の下っ端として所属していたが、志々雄が死にアジトが崩壊し、爆炎の中にたまたま手にしたのが無限刃であった。

 

 

無限刃を狙う刺客たちに襲われたところを剣心に助けられた悪太郎は、明日郎(あしたろう)と名前を変え、阿爛とともにが師範を務める神谷道場の門下生として世話になる。

 

 

が持っていた所持品の中に写真があり、その写真には死んだはずの薫の父の神谷越路郎が写っており、写真の裏にはその名前と北海道 函館と書かれていた。

 

 

死んだと思われた父に会うため、剣心は北海道へ行くことを決意する。

 

 

一方、北海道では函館山山頂を陣取る逆賊を排除するために、元新選組三番隊組長 斎藤一が招集された。

 

 

北海道に行く前に剣心に一度手合わせをしてくれと弥彦が頼み、手合わせをする。

 

 

神谷活心流の使い手として逆刃刀を使っていた弥彦でしたが、まだ剣心の手には及ばなかった。

 

 

半年間、逆刃刀を握って分かったことは、相手を殺さない様に威力を精密に加減をすることが逆刃刀を使いこなすための真髄であり、その真髄を極めるには実際に人を切り殺す経験の重ねが必要であることを悟った。

 

 

北海道で困窮する人が居たら、剣心は必ず闘うことになり、逆刃刀が必要になると思い弥彦剣心に授けられた逆刃刀を返すことになり、再び剣心の元に逆刃刀が戻る。

 

 

弥彦に神谷道場を任せ、剣心、息子の剣路明日郎阿爛と北海道へ向かう。

 

 

最後に横浜港に相楽左之助が現れ、1巻終了という感じでした。

 

 

◆感想

作者の和月先生は逮捕騒動があり、連載がどうなるかわからなかったのですが、無事に単行本化されてよかったです。

 

 

読んでみた感想として話の内容は続きが気になり、すらすらと読むことができ、絵も前作よりも綺麗で読みやすかったです。

今後の展開として、未開の地の北海道で一波乱ありそうですね。

 

 

僕は単行本派で続きの内容は全く分からないのですが、僕の好きなキャラ瀬田宗次郎が出てきてくれると嬉しいなと思います。

 

結構面白いので、気になる方は読まれてみてはいかがでしょうか。

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ばらかもん17巻を読んだ感想

 

6月12日にばらかもん17巻が発売されました。

12日の仕事帰りに買って帰ろうと思っていたのですが、普通に忘れてしまい13日に買って読んでました。

 

ばらかもんとは、、、

書道家の半田清舟は、ある受賞パーティーで自作を酷評した書道展示館の館長を感情に任せて殴りつけてしまう。見かねた父親は半田に「(自分の)人間として欠けている部分」を見つけさせるため、彼を自然豊かな五島へと送り込む。

内心では反省する気のない半田だったのですが、天真爛漫な少女の琴石なるをはじめとする個性的な島民達と出会い、少しずつ心を動かされる。都会の温室で育った半田は耐性の無い田舎の環境や島独特の人間関係に戸惑いながらも、島民たちに助けられ励まされ挫折を繰り返しながら新たな書の境地を拓いていく。

初めて出会った自然の世界やお互いに助け合う気持ち、それは型に嵌っていた半田の書、そして半田自身の心も少しずつ成長していくお話です。

 ちなみに「ばらかもん」とは五島列島方言で元気者という意味らしいです。

 

17巻の感想を少し書きたいと思います。ネタバレが気になる方は、戻るボタンを推奨します。

 

ヒロシが進学のため島を出てしまうのですが、村ではヒロシロスに陥っていました。

半田もヒロシロスでしたが、半田は郷長(ヒロシの父)からヒロシの母がヒロシロスに陥って、元気がないことを聞きました。

半田はヒロシ母から食事を作ってもらっているので、なんとかせねばと思い、あることを考えました。

 

ヒロシ母ですが、ヒロシが島を出てから一度も連絡がないことを心配をしていたのですが、お店のおばあさんに「連絡がないのは元気ということ」と言われ少し納得ができ、家で家事をしていた時に半田が食事をしにやってきます。

郷長とヒロシ母は半田を見て驚くのですが、なんと半田はヒロシが金髪であったことから、自分がヒロシの代わりになろうと金髪になっていました。

ていうか、17巻の表紙を見たら半田が金髪になってたんであれ?とは思ったんですけどね。

そこも面白かったのですが、ヒロシの物真似をするシーンもあって面白かったのが印象的です。

 

猫に家を侵入させられ、冷蔵庫を漁られたり、大学生のドキュメント映画の話や郷長とのイカ釣り、ゴミ拾いなどが収録されているのでよかったら、手にとって読まれてはいかがでしょうか。ばらかもんには心に来る言葉が結構あるのでお勧めします。

 

 

読み終わって、ふと最後のページを見たら衝撃を受けました。

 

ばらかもん次巻、完結!!!

ええぇぇ終わるの!?

まじかよー

結構好きな漫画だったのにー

終わってしまうのは残念です。

 

ということで、ばらかもんは12月12日に発売する18巻で完結してしまうみたいです。

 

 最後まで読んでいただきありがとうございました。(マジでショック)

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池井戸潤の作品はなぜ面白いのか?考えてみた!

 

タイトルにもある通り、なぜ池井戸潤さんの作品は面白いのか?というのを考えてみました。

 

知らない方もいると思うので池井戸潤さんについて紹介したいと思います。

池井戸潤さんとは小説家です。代表作は『オレたちバブル入行組』『オレたち花のバブル組』などの半沢直樹シリーズ花咲舞が黙ってない下町ロケットが挙げられ、多くの作品が実写化されています。

 

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そんな池井戸潤さんの作品がなぜ面白いのか、自分なりに考えた結果

「理不尽なことがあっても、最後はどんでん返しの逆転が痛快さを感じることができる」ところではないではないでしょうか?

半沢シリーズや下町ロケットなどの、池井戸さんの作品は行政対民間企業、大企業対中小企業、上司対部下、銀行対取引先と言った、どう抗っても勝ち目のない関係性をモチーフにしている作品が実に多いです。

 

その組織で絶対的な主従関係の中にはびこる、無慈悲で理不尽な関係を事細かに描写しているのが池井戸作品の特徴で、

社会で生きていく上で日々晒されるストレス、自分一人ではどうにもならない強大な権力、時に「少しやりすぎじゃない?」と思わせるくらいの徹底した部下への蔑みなどの

「リアル」な社会を取り上げている。

理不尽な事実を突きつけられても主人公は諦めず、なんとかするために縦横無尽する姿を見て周りは鼓舞され、どんでん返しの逆転劇が起こるのが、多くの人にウケた要因なのではないでしょうか。

 

話の構想で考えると、前半で主人公に理不尽な状況を負いにおわせ、話の後半で形勢逆転させるという作品が多くみられます。

 基本的に池井戸さんの作品はハッピーエンドなので読み終わった後は悲しい気持ちにはならない所が良いと思います。

最終的には理不尽に打ち勝つことで、それまでに溜まりにたまったストレスをスカッとさせてくれ、爽快感を得ることができると思います。

 

上司や他社の悪事などはリアルにありそうなことなのですが、それを負かそうとする人は現実社会にはいないと思います。(部下が上司に口答え、取引先の大企業に歯向かうなど)池井戸さんの作品は常的に起こる理不尽なストレスを発散させてくれるから面白いのだと僕は考えます。

 

池井戸さんの作品は痛快、爽快感を得ることができると思うので、時間があるときに手に取ってみてはいかがでしょうか?

 

 6月15日は空飛ぶタイヤの実写映画が公開されるので楽しみですね。

 最後まで読んでいただきありがとうございました。

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あの名作が新装再編版となって帰ってくる!!! ~スラムダンク~

 

気づけばもう5月が終わってしまいますね。

最近ネットニュースで知ったのですが、6月からなんと!4ヶ月連続で

あの有名な漫画のスラムダンクの新装再編版が発売されるそうです。

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スラムダンクとは、

主人公の不良高校生の桜木花道がバスケットボール初心者でありながら、挑戦と成長を軸にしたバスケットボール漫画です。

 

そもそもこの漫画はすでに、コミックス版全31巻と完全版全24巻が発売されています。

このコミックス版と完全版の違いはヤフー知恵袋で紹介されていたので、引用させていただきます。

 

 1、完全版の方が大きいです。
迫力を出す為でしょう。その分値段は張ります。

2、完全版の方が紙質が良いです。
普通のコミックだと黄ばみが激しいですが完全版はほとんど黄ばみません。10年とか経つとわかりませんが…

3、完全版はカラーページをそのまま再現。
ジャンプ連載時のカラーページはコミックだと白黒ですが完全版ではカラーです。

4、完全版は表紙を外すとスラムダンクの落書きが描いてある。
井上さんが考えたオマケみたいなものです。

5、表紙の絵が違う。
コミックは連載当時に描いたものですが完全版は完全版が出た時の井上さんの描き下ろしなので絵のタッチが違います。(中身は同じです。描き直したとこなどはないです)

6、コミックには作者コメントがある。
ジャンプコミックスは本をめくってすぐの所に作者コメントがありますが完全版にはありません。

7、コミックにはオマケのコマがある。
コミックでは1話終わって次の1話が始まる間の白紙のページの右下に丸いコマがありオマケが読めます。内容はボケた物が多いです。少し笑えます。

 

                出典:スラムダンクのコミックスと完全版の違い

 

 

では新装再編版はどこが違うのでしょうか?

違いとしては、

1.表紙のイラストが違う

新装再編版は作者の井上雄彦さんによる新しい表紙イラストが描かれるそうです。

2.本編の内容が再編集される

これまでと違う視点で、登場人物たちの知られざる姿や本編で描かれなかった情景などが描かれる。

 

一度読むとハマる面白さなので、読んだことがない人はぜひ読んでみてください。

読んだことがある人は、コミックス版と違いを比べてみてはどうでしょうか。

 

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6月1日(金): 1~ 6巻予定【チーム湘北編】
7月2日(月): 7~10巻予定【県大会前編】
8月1日(水):11~14巻予定【県大会後編】
9月1日(土):15~20巻予定【インターハイ編】
定 価:本体550~650円+税

 

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伊坂幸太郎 死神の精度

 

伊坂幸太郎さんの『死神の精度』について少し紹介していこうと思います。

 

・ あらすじ

CDショップに入りびたり、苗字が町や市の名前であり、受け答えが微妙にずれていて、素手で他人に触ろうとしない―そんな人物が身近に現れたら、死神かもしれません。1週間の調査ののち、対象者の死に可否の判断をくだし、翌8日目に死は実行される。クールでどこか奇妙な死神・千葉が出会う6つの人生。 

 

 

 

タイトル通り死神が出てくるのですが、死神は人間界にある仕事をするために来ています。死神の仕事とは、ターゲットとなった人間を1週間の間、観察しそのうえで「この人間は死に値するかどうか」の可否を見極めるというものです。

 

もしも「可」の判決を下された場合は、ターゲットは死んでしまいます。

たまに「見送り」にしてターゲットを生かすこともありますが、死神の世界ではよほどのことがない限り、基本的に「可」にする風潮があります。

この作品の死神は音楽を好んでいます。どうやら死神の世界には音楽が無く、人間界にも頻繁には来ないため、1週間の調査の中で音楽を堪能しています。

 

あらすじにもありますが、この作品は主人公である千葉が6人の人間の可否を決めるため、観察・接触をします。

 

苦情処理係の電話オペレーター、男気あふれるやくざ、過去の誘拐犯を探し出そうとするチンピラ、美容院を経営する老婆など様々な対象者がおり、そこには人それぞれの人生があります。

その中で、千葉は基本的に事務的な対応をするのですが、状況に応じ、死神のいたずらともいうべき行動をとったり、思考を働かせたりします。

 

結果、各物語は当初想定される内容とは異なる結果を迎えることとなりますが、それぞれ印象深い終わりを迎えます。

 文章全体は千葉の視点で淡々と描かれているのですが、不思議と良い気持ちになります。

 

この作品は6つの短編小説がくっついて1冊となっているので、読みやすいと思います。僕がおすすめなのは、最後の一篇である「死神対老女」です。本編では各短編の登場人物がゆるやかにつながっていたことがわかるのですが、そのことが判明する最後の10ページを読むととても暖かい気持ちにさせられます。

 

ぜひ読んでみてはいかがですか。

 

 

そして、また千葉がでてくる作品「死神の浮力」も発売されているので、こちらもおすすめです!

機会がありましたら、死神の浮力も書けたらいいなと思います。

 

  

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伊坂幸太郎 オーデュボンの祈り

 

 伊坂幸太郎さんの「オーデュボンの祈り」について紹介したいと思います。

 

この作品「オーデュボンの祈り」は伊坂さんのデビュー作品です。

この作品は次から次へと場面が変わり、多くの登場人物が出てきます。

 

とりあえず、登場人物の紹介をしたいと思います。

 

■登場人物

・伊藤...本作の主人公で元システムエンジニア。5年間勤めたソフトウェア会社を退職。コンビニ強盗をして捕まるが、パトカーから逃げ出したところを轟に萩島に連れてこられる。

 

・静香...伊藤より2歳年上の元恋人で城山から伊藤がコンビニ強盗をしたことを聞き、彼の行方を気にしている。

 

・城山...伊藤の中学時代の同級生で現在は警察官。コンビニ強盗をした伊藤を逮捕する。伊藤の元恋人の静香に目をつける。

 

・轟...島で唯一船を所有し、外に出られる人間。見た目が熊にそっくりらしい。色々となぞが多く、伊藤を萩島に連れてきた。

 

・日比野...伊藤に島を案内した男。適当で、人の話をあまり聞かない。

 

・園山...元画家で5年前に妻を殺害されてから気が狂い、反対のことしか話せないようになってしまった。また決まった時間に散歩することでも知られ、島民の時計代わりにもなっていた。

 

・伊藤の祖母...すでに他界しているが、度々回想で登場する。

 

・優午...この話の鍵を握る存在。喋るカカシで未来を予知できる。150年前から萩島を見守っている。

 

・曽根川...伊藤より3ヶ月前に島に来ていたもう一人の、島の来訪者。

 

・桜...拳銃を所持しており、萩島の法律で島で唯一殺人を許された男。詩をよく読んでいる。

 

・田中...優午と仲が良く。足が悪い。

 

・ウサギ...市場にいる女性。体重は300キロくらいあり、気が付いたら身動きがとれなくなり、それからは市場の自分の店で暮らすようになった。身の回りの世話は夫がしてくれる。

 

・若葉...10歳前後の少女。地べたに寝そべり、耳を当てて自分の心臓の音を聞くのが好き。

 

 

 

コンビニ強盗に失敗した伊藤はパトカーで連行されている最中に逃走。目覚めると、見知らぬ島にたどり着いていた。その島は荻島といって、江戸時代以来外界から150年間鎖国をしているという。外界からの人間が来たことはなく、3週間前に曽根川という男が連れてこられ、伊藤が2人目だという。

轟に島を案内するよう頼まれた、日比野に連れられた伊藤は色々な島民に出会う。伊藤が驚いたのは、喋るカカシの優午だった。優午は150年前から島を見守っている。優午は伊藤が島に来ることを予め知っており、未来を見通すことができた。

普段は未来のことを教えてくれない優午だが、伊藤自身が外観に帰ろうと思うまで帰らない方が良い、飛び降りそうな人がいたら助けなさい、元恋人である静香にハガキを出し続けなさい、自転車をこぎましょうなど、様々なアドバイスをくれます。

 

しかし伊藤が来た翌日、カカシの優午はバラバラにされ、頭を持ち去られて死んでいた。伊藤は「未来がわかる優午はなぜ自分の死を阻止できなかったか」という疑問を持つ。 住民から聞いた「この島には、大切なものが最初から欠けている」という謎の言い伝え。 優午の死と言い伝えの真相を追うことになり、島の人間に会い、話を聞き回ることになる。

真実がわかっていくとともに、伊藤を追いかけ招かれざる客が、萩島に訪れることになる。

 

書くのはここまでとします。。。

気になる方読んでみてください。読んで後悔はしません。

もちろんこの作品でもラストは、伊坂さんの伏線回収があるので見落とさないでいただきたいです。

 

 

 ちょっとした補足なのですが、伊坂さんの作品をたくさん読むにあたって、あれ?作品違うのに同じ名前だなって思うことがあります。

実は同じ人物なんです。これも伊坂さんの作品を読む楽しさになると思います。

あなたもぜひ!読んでみては?

 

 

 

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伊坂幸太郎 アヒルと鴨のコインロッカー

 

伊坂幸太郎さんはご存知でしょうか?

 

僕はそもそも読書は好きではなかったのですが、当時付き合ってた彼女(17歳ぐらいだったはず)伊坂幸太郎の作品が好きで、僕に勧めてくれた本です。

今では伊坂幸太郎さんの結構な数の作品を読むようになりました。

この人の作品がなぜ面白いのかというと、

①伏線回収

②ユニークな文章

             が魅力だと思います。

 

まず伏線回収ですが、さらっと書いてある、散りばめられた文章がラストのカギを握るヒントとなっています。 そして散りばめられた文章の点と点が繋がって、ラストのどんでん返しビックリします。

 

次にユニークな文章ですが、幼稚な文章ではなく、ワードセンスを感じ『クスッ』と笑ってしまう文章という意味です。

そもそも文章を読むのが嫌いな僕なんですが、文章の流れがスムーズでさらさら読むことができるのが、伊坂さんの特徴かもしれません。

 

 では、僕が伊坂さんの作品で最初に読んだアヒルと鴨のコインロッカーについて少し書いていこうと思います。

 

大学入学のため引っ越してきた椎名は、引っ越し先のアパートの隣人・河崎に「本屋で広辞苑を盗まないか」と誘われる。断りきれなかった椎名は本屋から広辞苑を奪う手伝いをさせられてしまう。

文章構成として、現在→2年前→現在→2年前と進んでいきます。広辞苑強奪の真意や河崎の正体について2年前と現在が多面的に関わり合い、点と点が繋がり、最後のどんでん返しに驚くこと間違いなし。

 

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